自転車メカニック35年キャリアの親父日記

35年キャリアの自転車店親父の人生や思う事を書きまくる。

中古自転車を購入する=メンテコスト捻出できない問題

自転車って、特に都市部では生活必需品ではあるんだけど、超生活必需品的なスマホなどとは違って、一般的な生活必需品である普通自転車(チャリンコ)には、ほとんどの方は、あまりお金をかけたくないらしい。そのトレンドで、中古自転車が結構、需要を伸ばしているらしい。

価格的には、¥3000〜¥6000程度らしい。

底値¥3・4000辺りの中古自転車を購入すると、費用対効果問題で、ブレーキワイヤー交換やタイヤ・チューブ交換などの段階で、ユーザーさんが悩んでしまう。高価な自転車購入を勧める訳ではないが。けっこう危ない。

○ブレーキワイヤーが切れても、片側だけのブレーキワイヤーだけで乗車したり😩

○後がバンドブレーキ(ブレーキをかけるとキーキー奇音がするブレーキ)に油を差して音は無くなるがブレーキが効かなくなる。前ブレーキだけで乗車している。🤭(結構この種のユーザーさんが多い。分解調整すれば音を消せますから、ご来店くださいね。)、

○足の漕ぐ力って結構強くてペダルシャフト部:回転部に緩みガタが発生する。早めに

締め込みグリース充填などしないと、回転部の破損などで廃車になるケースも

ユーザーさんは、メンテナンスって言葉は知っているんだけど具体的にどんなことがメンテなのかご存じない方が大多数。

SDGs?って言っても、ものを大事にするってのも難しいのかなあ?